pixel4Aのバッテリ膨張の修理方法

pixelシリーズのバッテリー交換は難易度が高めです!!

修理する前に必ず行う事
まずどのスマートフォンでも修理をする前に必ず行わないといけない事がございます。
それは【症状・動作確認】です。
熱を持ちやすい・電源が切れてしまう・膨張しているなど、症状を事前に確認する事で交換後改善したかを見る事ができます。
また、動作確認を行う事で修理後の【修理による他部品の故障】をいち早く確認することが出来ます。
それでは実際pixel4Aの状態を見てみましょう。



最初の難関は液晶外し
それでは修理にうつっていきましょう!
まずはSIMトレーを取り出しましょう。ここは忘れてしまう可能性も高いので要注意です。
液晶周りに細い粘着テープがしっかりとついている為、温めてゆっくり取り外していきます。粘着はやや強めなのでついているフレームごと浮かせないようにフレームと液晶を分離させるイメージで取り外しましょう。

フレーム取り外し
液晶パネルを取り外した後はフレームも外していきます。
フレームに見える六芒星ネジをすべて取り、位置もわかるように置いておきましょう。
ネジを取り外したら本体下部分から刃を入れてツメを外しながら浮かせていきます。
※上部はケーブルやインカメラがある為最初に刃を入れるのはNGです。

基盤ブラケットを外す
まだまだ油断は出来ません、フレームと背面カバーを完全に分離させる為、基盤ブラケット(基盤についているコネクタを守る・支えるカバー)を取り外します。
ブラケットの側面にツメがあるので刃を入れ30度傾けるように外していきます。その際、ブラケットはプラスチック製な為、曲げたり一部分が欠けてしまうこともあるので強い力で引っ張らないように丁寧に取り外しましょう

バッテリーを取り外す


新しいバッテリーを付け、組み立てる
ここまで来たら修理自体は終わりに近づいています。新しいバッテリーに交換し、コネクタを付け、フレームや液晶パネルを戻します。

この際、ネジを間違えないよう正確に締めて下さい。ネジの長さが違う為、間違えてしまうと基盤を傷つけてしまう可能性がございます。
また、液晶パネルを1度取り外すと、付いてあった粘着テープの粘着力が激減するので再度粘着を付ける必要がございます。
幅が狭い為、専用の粘着テープや接着剤を用いて圧着させましょう。
瞬間接着剤やボンドの場合は液晶まで漏れてしまう恐れがあるのでお勧めしておりません。
組み立て終わったら動作確認
端末を組み立て終わったら最後は動作確認をしましょう。最初に動作確認・最後に動作確認は必須事項です。
バッテリーの充電が出来ているか、タッチ操作は正常か、指紋センサーは効いているかなど、細部までしっかり動作確認をしましょう。

交換したpixel4Aは充電・タッチ操作・他動作も正常でしたので指紋や汚れをふき取って完了です。
自己修理、ほぼ不可能
ここまで工程を載せておいて何ですが、
自己修理は絶対オススメしません。
何故ならば、工程を読むと分かる通り、バッテリー以外の部分も修理工程で触れるので 他部分の故障の恐れがあり、充分な機材が無いと安全に修理出来ない・何かあった時に対処が出来なくなってしまいます。 また、途中動作確認が出来なく(例えばバッテリーを交換した直後の動作確認)全て組み立てた状態でないと不具合や故障が分かりにくい為、一発本番な所もあります。 ネットなどで容易に部品を購入出来る分、自己修理を選択する方も多くいらっしゃいますが、余計壊してしまう・重度な修理ミスにより端末が使用できなくなる恐れもございます。 自己修理をする前にこのブログを読んで思いとどまって頂ければ幸いです。川越店の最新記事